電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ) 試乗記
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ) 試乗記。
実は、電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)に初めて試乗したのが昨年の2009年8月4日。
それからずっーと、このクルマに関連することについて調べたり
自分なりに考えて得た僕の結論は・・・
「地球は、人間だけのものではない」
ということです。
また電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)を語るには
このクルマの性能や乗り心地だけではなく、
これからの地球のことや日本および世界について
様々な社会的な部分に触れる必要があると感じていました。
最近の映画においては、地球環境に対するこれまでの人間の姿勢に
警鐘を鳴らしているものを多くみかけるようになりました。
キアヌリーブスさん主演の「地球が静止する日」はそんな映画の代表的なものだと感じるし
ドキュメンタリーなものとしてはアメリカのゴア元副大統領の「不都合な真実」が最たるものでしょう。
他にも、いろんな映画をみなさんもご存知かと思いますが、
実のところ大きな対策を施さないと、人間が地球で生息していくための環境が
とても早いスピードで危険にさらされているのではないか?
ということを感じずにはいられないまま時間が過ぎていたのです。
それでは、電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)の試乗記をご報告したいと思います。
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)は、
純然たる電気自動車で、エンジンは搭載されておらず、
動力源はリチウムイオン電池と永久磁石式同期型モーターで走行します。
人間は空気を吸って呼吸をした時に、二酸化炭素(CO2)を排出しますが、
この電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)は走行中に、二酸化炭素(CO2)を一切排出しません。
僕は国道2号線沿いの真っ黒になったガードレールを見ると
自分の行動も含めて反省すべき点が多々あるような気がしています。
しかし、この世のクルマがすべて電気自動車になれば、
世界中の道路上でクルマから排出される二酸化炭素(CO2)が全くなくなりますし、
ガードレールやトンネルの中や道路上の周辺環境に害を及ぼす確率がかなり低くなるということです。
ただ、二酸化炭素(CO2)削減という観点から考えるとするならば
クルマの製造過程、および国レベル、また世界レベルでの発電の方法も考えなければならないですね。
発電の方法ですが、石炭や石油火力発電の比率が高いと、
いくら電気自動車が多く走っても
二酸化炭素(CO2)削減という目的を達成するに至らない可能性もあるわけです。
発電所の発電方法を二酸化炭素(CO2)排出量が少ないものにシフトしていくことが
世界レベルにおいて、これからの課題になることは間違いないと思います。
また個人レベルにおいては、これから急速に普及と思われる太陽光発電を利用し
自家発電機能を備えた住宅で、電気自動車の動力源を確保する将来像が見えてきます。
こうして二酸化炭素(CO2)排出量を削減する社会的インフラが整備され、
かつ移動の手段となるクルマが石油を利用するものから電気を利用するものへと
徐々に変化していくという大きな転換期にさしかかっています。
人類の長い歴史において、自動車の歴史はわずか100年程しか経ていません。
当初この世で自動車が走りだした頃、電気自動車も存在していたようですが、
鉛蓄電池で走行するには、距離が伸びずその後石油を燃料とするクルマが発展してきたようです。
技術の進歩により、昨年発売された量産型の電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)の登場は
自動車の歴史だけでなく世界の歴史に残る大きな出来事ではないかと僕は思っています。
それでは、ここからは電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)に乗ってみた感想を述べていきます。
見かけは、これまで発売されていたi(アイ)とほとんど変わりがありません。
一番わかりやすいのは、
後ろのテールランプの色を見比べればi -MiEV (アイ・ミーブ)かi(アイ)なのか区別がつきます。
ちなみにヘッドライトは軽自動車初のLEDライトが採用されており省電力に貢献しています。
アクセルを踏んで、即刻ビックリするのが電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)のトルクです。
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ) のアクセルを踏んだ瞬間から
18.4㎏f・mの最大トルクはとても力強くて快適そのもの!
まるで2,000ccクラスのガソリンエンジンを搭載したクルマのアクセルをグッ!と踏んで
相応の回転数までエンジンを吹かした状態となんら変わらないのです。
下記の「トコトンやさしい電気自動車の本」には
“モーターはクルマの動力源として最適”と記述されています。
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ) 走行中にはロードノイズ、風切音を若干感じるものの、
停車中の室内は、驚くほど静かでピアノ演奏されるモーツァルトの曲を聴きたくなります。
室内空間は、i(アイ)と同様に4人乗車で文句なしの広大なスペース!
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ) 概 要
製造メーカー 三菱自動車工業株式会社
全 長 3,395mm 室内長 1,790mm
全 幅 1,475mm 室内幅 1,270mm
全 高 1,610mm 室内高 1,250mm
ホイールベース 2,550mm
最小回転半径 4.5m
車両重量 1,100㎏ (ご参考 i(アイ)は 900㎏)
乗車定員 4名
モーター 型式 Y4F1 最高出力 64PS/3,000rpm~6,000rpm
最大トルク 18.4㎏f・m/0~2,000rpm
駆動方式 RR(後輪駆動)
サスペンション フロント マクファーソンストラット式
リ ア 3リンク ド・ディオン式
ブレーキ フロント ベンチレーテッドディスク
リ ア リーディングトレーリング
フロント タイヤ 145/65R15
リア タイヤ 175/55R15
概要に記しておりますように、i(アイ)より200㎏重たくなっています。
これは、リチウム電池の重さによるものですが、そのリチウム電池が床下に置かれているおかげで
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)は低重心なクルマとなっており
走行中にとても安定した上質な走りをみせてくれます。
重心が低いメリットは、船でも同じですね。ローリングが少ないと快適な乗り心地。
以下の緑字はカタログより
Dポジション・・・アクセル操作に即応する力強いトルクを発生。i -MiEV のトルクフルな
走りを存分に楽しめます。
ECOポジション・・・出力を抑えて電力消費をセーブ。走行距離を意識したよりエコな走りが楽しめます。
市街地走行に適したポジションです。
Bポジション・・・回生ブレーキを機能を最も強く働かせるポジション。
長い下り坂などでスピードを抑えた走りができます。
減速時に、より多くの充電が可能です。
回生ブレーキとは・・・アクセルを離すと、モーターが発電機として働き、走行する車両が持っている
運動エネルギーを電気に変えて、駆動用バッテリーに充電する機能です。
上記3つの、どのポジションでも回生ブレーキ機能は働きます。
カタログ値では、10・15モード充電走行距離(国土交通省審査値) 160kmとなっています。
実際にどのくらいの距離を走行してくれるかは様々な環境下の中で
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ) が納車されたユーザーの方々の声が
これからあがってくるものと拝察いたしますが、
Dレンジで走行しているときは、力強い走りが堪能でき
また道路状況を把握しながら回生ブレーキを上手に使い
ECOモードで走行すれば走行距離が伸びるのでしょうね!
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)のメーカー希望小売価格は¥4,599,000円で
減税や、導入補助金があるものの、決して安くはありません。
それは1997年に登場したハイブリッドカー「プリウス」にも多くの人がそう感じていたはずです。
カローラくらいの装備でハイブリッドシステムにより、プリウスが100万円くらい高かったのですから・・・。
けれども、多くの人が未来のことを考えるようになった結果、
12年を過ぎた今、プリウスは国内の自動車販売台数1位を毎月記録するクルマになりました。
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)を筆頭とする電気自動車たちも
企業の努力、行政の努力、ユーザーの努力により
時間の経過とともに手頃な価格となり、また充電環境も整備され
徐々に普及していくものと推察いたします。またそうなるように願う次第です。
そして今・・・
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)を筆頭とする電気自動車を購入する上では
対費用効果という概念ではなく、対地球効果という言葉がふさわしいと僕は感じているのであります。

by 凡 人
後 記 : 電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)の試乗の機会を与えてくださいました
皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
続いて自分が生きている間に電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)乗れたことを
とてもうれしく感じている次第です。本当にありがとうございました。

・・・ご参考・・・
三菱のEVポータルサイト ← 電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)の詳細が掲載されています。
三菱 EV-Lifeブログ
明電舎と電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)
三菱 i -MiEV (アイ・ミーブ) ← フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
リチウムイオン二次電池 ← フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
三菱 i(アイ)
環境省ホームページ
・・・僕の記事・・・
電気自動車ジラソーレ試乗記
トヨタ 初代プリウス走行記
2代目プリウス試乗記
3代目プリウス試乗記
トヨタ クラウンハイブリッド試乗記
初代プリウスでのエコドライブの記事
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電気自動車開発の入門 ...








この記事へのコメント
と思いきや、試乗は随分前だったのですね(笑)
次世代の車という事で注目度が高いですが、普及までには時間がかかりますよね。
あるカーデザイナーが
「日本人はエコという言葉を正義のように使いすぎだ」
とコメントしていました。
環境へ配慮することは、本当は当たり前の事なんですけどね。
安くて大量生産、大量消費の時代になり、環境を破壊してきたのですから
このデザイナーさんのコメントがとても印象的でした。
さて、これからの車には何が期待され、どんな使われ方をするのか?
とても興味がありますね
まだ、デザインに反映されていない技術が沢山ありそうです。
技術の進化も大切ですが、デザインの進化もして欲しいですね
こんばんわ!
僕は自分が生きている間に
歴史に残るクルマかつ過渡期にいるクルマ、
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)に乗れたということが
とてもうれしくて感動していました。
昨年8月にすぐ記事にしようとも考えていたのですが
僕自身に様々な知識が不足しておりました。
この記事もまだまだ完成形ではありませんが
今後、クルマ社会がどのような形になっていくのか
とても関心があります。
石油燃料を使うクルマより、明らかに部品の数が少なくなる
電気自動車であることでデザインの自由度が高くなるならば
個性豊かなクルマが近い将来走っている姿を思い浮かべたいです。
謎の旅人様の出番登場です!
なにはともあれ、エコとは何か?ということを
再考し、必要なものだけを取捨選択して
後世にきれいな地球を提供しなくてはなりませんね!!
蓄電池も小さくなり走行距離も延びますかね。昔の携帯電話が大きかって今は手のひらサイズのように。
一般といっても価格と車の大きさからどのような人が乗られるのか興味があります。
価格も下がり私にも手が届くようになれば考えるのに。
なんといっても地球にやさしいですからね。みんなで育ててほしい車ですね。素人考えですが、そう思います。
こんにちは!
トヨタプリウスが1997年に登場したとき、
高度なシステムにて、この価格でトヨタに
利益があるのか?と思っていました。
僕は500万円を超えててもおかしくないクルマだと感じていました。
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)も高いように感じますが
採算ラインは年産3万台のようです。(2009年度は約2,000台)
しかし、将来を見据えたエコカーの販売は
メーカー側にとっても、ユーザーにとっても、地球にとっても
大事なことなのだと思います。
最近の新聞記事に、i -MiEV (アイ・ミーブ)の値下げを
段階的に進め、2014年までに実質価格を
現在の約320万円から200万円台前半に
する方針。ということが掲載されていました。
実質価格が200万円前半になれば、
プリウスの価格帯と変わらず、ガソリンを必要としないので
電気自動車 i -MiEV (アイ・ミーブ)を手にする方が
増えるのではないかなと推察いたします。